iOSビジネスアプリケーションを社内に展開する方法
SmartBiz+がApp Storeからダウンロードできるようになりました!

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スマートビズプラス技術担当です。

今年も残りあとわずか。一年間が過ぎるのは本当に早いものですね。

ところでつい先日、スマートビズプラスのクライアントアプリである「BizCube(ビズキューブ)iOS版」が、App Storeからダウンロードできるようになりました。

既にリリースから約2年が経過している当サービスが「つい先日」というのは少し不思議な話なのですが……ともかく、これからはもっと身近にBizCubeを手に取っていただけるかと思います!

iOSビジネスアプリの社内展開にはふたつの方法がある

さて、この度AppStoreデビューを果たした当サービスですが、これに伴い企業の担当者様にひとつお知らせしたいことがあります。今後、スマートビズプラスの社内展開には、ふたつの方式を選択できるようになるのです。それは次のようなもの

  1. App Store
  2. Volume Purchase Program

前者はiPadやiPhoneなどアップル社製端末を利用したことのある方にはおなじみのApp Store。一方後者は初めて聞くという方がほとんどではないでしょうか。実はApp Storeには法人専用の異なるバージョンがあり「Volume Purchase Program(以降:VPP)」といいます。

それぞれの違いは後述しますが、選び方によっては端末の運用管理手順に大きな違いが発生するため、ぜひ一度チェックすることをお勧めしますよ。

なお、本件は何もスマートビズプラスに限った話ではなく、iOSアプリ全般に当てはまります。今後組織内に何らかのアプリを配布するかもしれない管理者様には、参考情報としてご利用いただけるかと思います。

App StoreとVolume Purchase Program(VPP)の違い

各方式の違いについて端的に言ってしまいますと、それは「管理者の有無」です。

企業において何らかのシステムが利用される場合、端末などのハードウェアや、アカウント/アクセス権といった設定情報は、管理者によって集中管理されるのが普通です。しかし、App Storeにはこうした仕組みがありません。個人利用を前提としたダウンロードサービスですからそれは当然なのですが、法人がiPad/iPhoneを業務利用しようとしたときに、どう管理するかがネックになります。これに対し、特権ユーザーが管理しやすい仕組みを提供してくれるのがVPPなのです。

App StoreとVPPによるアプリ展開方式の違い(図)
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VPPでは、アプリの購入を企業の代表者が一括して行います(例:情報システム部管理者など)。そして引き換えに得た「コード(アプリと引き換えできるクーポン券のようなものです)」を最終利用者である社員に配布し、社員はこのコードを使ってアプリを入手します。

社員は費用を立て替える必要も無く、コードをタップするだけで目的のアプリを入手できます。一方管理者は、コードを配布しなければ無断でアプリをインストールされることもありませんし、リモートからコードの利用状況を確認することも可能。つまり、組織においてiOSデバイス・アプリをあるべき形で管理できるようにしてくれるのがVPPというわけです。

以下に、AppStoreとVPPの違いを表にまとめたものを示します。

App Store VPP
ライセンスの購入者 利用者個人 企業の代表者
*例)情報システム部管理者
アプリケーションの
インストール方法
App Storeへアクセスし、インストールする。 代表者が配布した「コード」を使用してインストールする。
端末管理の容易性 アプリの管理は、ある程度利用者のモラルに委ねられる。 企業内のアプリのインストール状態を厳密に管理しやすい。
アプリ購入費用
精算の手間
× アプリの購入費用を利用者が個別に精算する必要がある。 アプリの購入費用を代表者が一括精算することが可能。
事前登録作業 App Storeへの登録は、誰もが簡単に行える。 要事前登録。登録にあたっては、D-U-N-Sナンバーの入手が必要。

ビジネスユースなら「Volume Purchase Program」の利用がお勧め

従って、企業がiPad/iPhoneで業務アプリを利用するような場合には、VPPを使って配布するのが基本になります。特に端末台数が100台を超えたり、導入アプリの管理をしっかりやりたい場合、MDM(Mobile Deveice Managementサービス)と組み合わせて管理したい場合などは、VPPの使用が必須になるでしょう。逆に数人程度のチームで特に管理者はいない、ということであれば通常のApp Storeの方が手軽で良いかもしれません。

なお注意点として、VPP利用のためには事前にアップル社への登録作業が必要になります。登録には「D-U-N-Sナンバー」という企業コードが必要になりますので(≫詳しく)、少し余裕をもってチェックされることをお勧めしますよ。

最後に

以上、App StoreとVolume Purchase Programのご紹介でした。貴社の業務アプリ展開の参考になりましたら幸いです。

最後に1点補足ですが、iOSアプリの配布方式には、App StoreやVolume Purchase Programの他に「iOS Developer Enterprise ProgramによるIn-House配布方式」もあります。こちらは一般アプリとは違って特定企業向けのアプリに適用されるもので、今回の記事では触れていません。また別途機会があれば紹介させていただこうと思います。

それでは皆様、良いお年を!

参考情報

Volume Purchase Program(VPP)

アップル社(Apple Computer, Inc.)が、企業や教育機関などの法人向けに提供しているアプリケーション管理のしくみです。専用のウェブサイトで法人用アプリケーションを入手したり、複数ライセンスの一元管理や、組織内へのアプリケーション展開を効率的に行うことができます。

VPPの詳細については、アップル社のウェブサイトをご覧ください。
http://www.apple.com/jp/business/vpp/

D-U-N-Sナンバー

The Data Universal Numbering System。全世界の企業を一意に識別できる9桁の企業コードです。D&B(ダンアンドブラッドストリート社)が独自に管理をしており、日本企業についてはTSR(株式会社東京商工リサーチ)が運営しています。DUNSナンバーを用いることで、データベース上での企業の識別が容易になるため、顧客管理や、調達先管理、さらには各企業が運営する様々なプログラムで活用されています。

D-U-N-Sナンバーの詳細については、株式会社東京商工リサーチのウェブサイトをご覧ください。
http://www.tsr-net.co.jp/service/product/get_a_duns_number/search.html

著:スマートビズプラス技術担当

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