
よくあるお悩みやご質問|AWS (構築・運用・コンサル)
AWS導入検討におけるPoCとは?
AWSでのPoCの実施が増えています。
「PoC」とは Proof of Concept の略で、新しいアイディアや概念、理論、原理の実証を目的とした、実導入の前段階における検証やデモンストレーションを指します。はたして PoCを実施する理由とは何か、他社はどのようなPoCを実施しているのか、AWS における PoC の今を明らかにするとともに、AWSにおけるパートナーの選択ポイントもあわせて解説します。
▼ 目次 1. AWS導入検討におけるPoCについて 2. CTCにおけるAWSのPoC支援実績 3. なぜCTC の PoC 支援が選ばれるのか?
1. AWS導入検討におけるPoCについて
AWSクラウドが導入しやすい理由には下記のようなものがあります。
- スモールスタートが可能
- 初期投資コストが安価
- マネージドサービスが充実
- 不要になったらすぐに削除可能
- ボタン一つでシステムの手配が可能
- PoC を素早く実施できる
AWSには、多数のサービスがあり、低コストで、スモールスタートが可能です。このクラウドならではの特性を活かし、AWSを利用して新しい事業に取り組まれる企業が増えています。その要因のひとつに、PoCを素早く実施できる点が挙げられます。
AWSクラウドは、従量課金であり、環境をすぐに削除できることから、価格的にも簡易環境ではなく、本番で使われる規模で結果を取得できることもAWSでPoCを実施するメリットです。
システムは、使ってみて初めてわかることが非常に多いです。理由として、目的や課題に対する有用性、運用や使い 勝手等については、カタログや機能一覧だけでは判断できません。故に、システム担当者がサービスや製品の導入を 検討する際、下記のような悩みを抱えます。
- 期待に応じたシステムが実装出来るのか?
- 良い機能のように見えるけど、期待通りに使えるのか?
- 切り替えた後のパフォーマンスは問題ないのか?
- 業務処理はどう変わるのか?
- システムの管理・運用はどう変わるのか?
そこで、表面化し難いリスクや問題点を明確化し、システム導入の要件定義や設計を正しくおこなうために PoC が重要となってくるわけです。
伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)では、お客様が AWSへの移行作業中や、導入した後、難解な問題に直面しないように、PoC の実施をおススメします。
2. CTCにおけるAWSのPoC支援実績
AWS 及び様々な製品における豊富な知見と導入実績を有するCTCは、AWS の導入、移行に取組む企業を支援するサービス「CUVIC on AWS」をご提供しています。CTCでは、お客様が安心して AWS の導入に取組んでいただくことを目的に、PoC のサポート体制を整えています。
CTC はこれまでに様々な PoC を支援しておりますので、実装のポイントや進め方等のノウハウをしっかりと押さえています。下記に 最近CTCにてPoCをサポートした、AWSのサービスを簡単にご紹介します。
- Amazon WorkSpaces を用いた働き方改革基盤の導入検討(AWS WorkSpaces PoC 案件)
- マネージド型でセキュアな DaaS (Desktop as a Service) ソリューションです。
- 社外からセキュアに社内端末に接続し、社員が自宅から業務を遂行出来る仮想デスクトップとして、働き方改革実施に伴い導入企業が増えているのが「Amazon WorkSpaces」です。
- Amazon Connect を用いたテレフォニーシステムの新基盤評価(AWS Connect PoC 案件)
- 旧来のテレフォニー系製品と比べて、圧倒的に安価であり、 短時間で構築が出来て、すぐに使えるという特長があります。例えば「期間限定キャンペーンを打ち出している間だけコールセンターの席数を増やす!」といった使い方も可能であり、Amazon Connect はコールセンターを保有する企業において注目が高まっています。
- CTCのエンジニアによる「Amazon Connect」に関する記事は、→こちらをご覧ください
- AWS IoT(AWS IoT PoC 案件)
- AWS IoT には、IoT に取り組むためのサービスが多く提供されており、ビジネスドメインの拡大を 目的にAWS IoTに注目する企業が増えています。AWSの各種サービスと連携して、デバイス(センサー、マイクロコントローラー、スマート家電など)とのセキュアな同期やデバイスをまたぐプラットフォームです。
- Amazon Kinesisとは動画ストリームやデータストリームのリアルタイムでの収集、処理、分析が可能となるプラットフォームです。
- Amazon Redshift移行・性能検証(AWS RedShift PoC案件)
- Amazon Redshiftとはデータウェアハウス(DWH)サービスです。さまざまな情報源からデータを収集・統合・蓄積し、分析のため保管しておくシステムです。
- CTCとの共同PoC実施後に、オンプレミスから「Amazon Redshift」に本番環境を移行された導入事例は、 →こちらをご覧ください
上記以外にもAWSを活用したAI基盤の導入検証など、多数のPoCをサポートしています。
3. なぜCTC の PoC 支援が選ばれるのか?
ある既存のお客様にからは、構築パートナーには既存システムの導入ベンダーである事と、同社が導入したクラウドサービスの、AWS環境構築を手がけていた実績から、『従来からの実績と信頼性、運用面でのメリットから迷うことなく CTC に依頼しました』とお答えいただきました。
新規のお客様からは、「会社の評判と信頼感、AWSに対するエンジニアの知識と技術力」AWSの「APNプレミアコンサルティングパートナーであること」、「しっかりとしたPoCの実施・サポートから、本番環境への移行後の運用や、サポートに対する安心感がある」とよくお答えいただきます。
CTCのエンジニアはお客様のオンプレミス環境の構築や、CTCデータセンターでの運用の知識、自社クラウドサービスの立ち上げなど、AWSだけではなく様々な経験が多いのも特徴です。
さいごに
システムがお客様の要求を満たしているか確認するためには、導入前に PoC を実施する必要があります。プロジェクトの成功確率を高めるためには、PoCで新しいアイディアやロジックの問題点やリスクを表面化することが大切です。
AWSを利用したPoCをご検討されている企業のご担当様は、ぜひ一緒に歩めるよいパートナーをみつけてください。

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