セキュリティの重要性が増す中、人財不足やセキュリティの知識不足などの課題を抱えてられている企業は少なくありません。特に、中堅・中小企業では「一人情シス」や総務部門がIT管理者を兼任する「兼任情シス」のため、セキュリティ対策ができていない、負荷が高いとの声も聞かれます。
CUVICmc2は高度なセキュリティ思想に基づいて設計されたクラウド基盤サービスです。
CUVICmc2のネットワークとゾーンのセキュリティ構成は、インターネットに接続可能なゾーン「DZ (DMZ ; DeMilitarized Zone)」と閉域網のみ接続可能なゾーン「IZ」に分かれており、お客様は自由にゾーンを選択できます。DZとIZのネットワークは物理的に分離されており、IZ内のセキュリティレベルを最大限に高めています。
図 1. ネットワーク構成の概念図
基幹系システムの運用コストを約「50%」程度、削減した事例もあり、CUVICmc2の課金方式はTCO削減効果が高く、安心してご利用いただけます。
システム管理者は地震や津波などの天災や、テロ、不正侵入などの有事に備え、事業継続計画 (BCP:Business Continuity Planning) を念頭に置いてDR (災害復旧対策) を検討する必要があります。事業継続計画は、建屋が壊滅的な被害を受けた場合にもデータを損失することがないように遠隔拠点にバックアップを複製し、効率的、かつダウンタイムを最小限にしてビジネスの早期復旧を可能とする計画であることが重要です。しかしながらDR は性質上、特に利益を生むことがないうえに有事が発生しなければ投資効果が得られないため、どこまでの対策が適当であるかのバランスを考慮しつつ、自社にとって最適なDR構成を模索する必要があります。
CUVICmc2はお客様にとって最適なDR構成を柔軟に選択できます。CUVICmc2のサービス基盤は、関東と関西のデータセンターに配置されています。
図 3.DR 構成イメージ
また、CUVICmc2の仮想マシンメニューには、遠隔地に設置されたDR用仮想マシンが標準装備されたメニューがあり、DRメニューを選択すると一方のデータセンターに配置された仮想マシンをプライマリとして利用し、もう一方をDR用の仮想マシンとしてご利用できます。
さらに、CUVICmc2は災害時の復旧性能も保証の対象となっており、要望に応じて2種類のSLAから選択することができます。
表 1. 二種類の SLA
*RPO (Recovery Point Objective) とは、過去のいつの時点までのデータの状態に復旧させるかの目標値です。
*RTO (Recovery Time Objective) とは、被災時点からシステム再開までの目標値です。
一般的なIaaSではDRの実装にはオンプレミスと同様に設計・構築が必要となります。
CUVICmc2ではセルフサービスの管理ツールから仮想マシンを作成した後、弊社にご連絡いただくだけで、本格的なDR環境を構築できます。
図 4. DR が可能となるコンピュートとストレージの組合せ *2
*2. DR 可能なコンピュートストレージの組合せには上手のとおり、制限があります。
*2. DR の初期設定は、当社サービスデスクに設定依頼が必要となります。
CUVICmc2のDR・バックアップ機能について解説した資料は、下記よりダウンロードいただけます。