AIとビッグデータ 企業や地域における最新活用状況

AIとビッグデータの構成要素

自動運転やロボットの開発など、AIとビッグデータに関するニュースが次々と飛び込んでくる。先進的な技術を持つ企業や、導入に積極的な地域では、どのような活用が行われているのだろうか。

◎AIとビッグデータによる「認知・判断・操作」

AIとビッグデータの構成要素AIとビッグデータの構成要素

人間の認知機能とは何だろうか?周囲の状況を理解し、過去の経験と比較して意思決定を行い、何らかの行動を起こすことと言い表せる。AI(人工知能)が持つ機能も同様だ。センサーによって外界の情報を取得し、データベースに蓄積された過去の情報を照会し、知見を見出す。そして、意思決定支援やロボットによる作業という形でAIはその役割を果たす。

AIの仕組みを入力・情報処理・出力という3段階に分けると、そのいずれも大きな発展が見られる。まず、入力の分野ではスマートフォンの操作、SNSの利用、IoTで見られるウェアラブル機器・センサー機器などが該当する。Apple「Siri」、「 Google Now 」、Microsoft「Cortana」などのバーチャル秘書機能を持ったソフトウェアがデータ収集の手段としてある。

次に、情報処理の分野ではビッグデータの活用が進んでいる。2016年3月にはGoogle DeepMindが開発した「AlphaGo」(アルファ碁)が韓国のプロ棋士を圧倒し、世界的な注目を集めた。多種多様なデータが十分に取得できる分野では人智を上回る成績を収める事例が増えてきた。

さらに、出力の部分では、自動車やロボットの活用が進んでいる。例えば、電気自動車では多くの機器が電動化されているため、AIによる解析結果が即時に反映させやすく、自動運転システムとの親和性の高さが指摘された。意思決定を行うAIと動作を実現するロボットが両輪となり、人間の活動を支援する仕組みが開発されているのだ。次章からは企業や地域での活用事例を紹介する。

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