ビジネスチャットにオンプレミスという新しい選択肢 ー Tocaro(トカロ)

ビジネスチャットにオンプレミスという新しい選択肢 ー Tocaro(トカロ)

 SlackやMicrosoft Teamsなど、コロナ禍におけるリモートワークやクラウドサービスの普及に伴い、遠隔でのコミュニケーション手段としてのビジネスチャット需要が日に日に増しています。

 しかし、クラウド事業者側の不手際や通信トラブルなどを起因として、クラウドをファーストチョイスとするのではなく、オンプレミス回帰といった考え方が企業に出始めてきたのも事実です。

 このような時代背景から、本記事ではオンプレミス型のビジネスチャットTocaroについてご紹介してまいります。

▼ 目次
1.ビジネスチャットの重要性と普及率
2.SaaSであることの問題点
3.オンプレミスチャットという選択肢
4.ALL IN ONE コラボレーションツール Tocaro
5.まとめ



1.ビジネスチャットの重要性と普及率

 2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で働き方が大きく変化しました。在宅勤務や時間差通勤、感染による自宅待機などで社員同士が同じ空間で働く時間が格段に減っています。そのような状況の中で、社内コミュニケーションに変化が生じ始め、日常的に行われていたちょっとした連絡や相談がしづらくなってきています。

 そこで、即時性・気軽さといった部分でメールよりも優れたビジネスチャットツールの導入が進みつつあります。

 ではそのビジネスチャットツールの普及率について、コロナ前後でどのような変化があったのでしょうか。

  • 2017年:「導入している」と答えた企業は全体の28.1%※1
  • 2021年:「導入している」と答えた企業は全体の43.0%※2

 コロナ禍の影響もあり、全体の約4割がビジネスチャットを導入しています。また、従業員規模が大きくなるに従い、対面のコミュニケーションが難しくなるためビジネスチャット導入比率が高まる傾向がみられました。

※1:伊藤忠テクノソリューションズの調査より:従業員数200名以上の企業に勤務する役職者412名)ビジネスチャットを公式に「全社導入」あるいは「一部導入」している企業は28.1%(「全社で導入している」が12.1%、「一部で導入している」が16.0%)

※2:日経BPコンサルティングのアンケートシステムより(調査モニター2319人):「導入している」と答えたのは43.0%、「導入予定なし」が37.6%従業員規模別にみると1万人以上の企業では、導入率73.0%という結果



ビジネスチャットにオンプレミスという新しい選択肢 ー Tocaro(トカロ)
図1:企業文化・顧客ポリシーによるシステムへの考え方



2.SaaSであることの問題点

 ビジネスチャットツールは近年開発されたツールであることも影響して、そのほとんどはクラウドサービスという提供形態をとっており、迅速かつ安価に導入できるという点は企業にとって大きなメリットとなっています。

 一方で、企業にとって利便性と同様に重要である「セキュリティ」という観点でクラウドサービスを疑問視する声も少なくありません。システムや機能として堅牢な作りをとっていても、それを運用する事業者に対する不満や疑問の声が多く聞こえてきます。

 最近でも、国内大手インターネット企業がその運用の一部を中国企業に委託しており、その過程で、一部の情報が委託先側で閲覧可能になっていた、というような問題や、タスク管理ツールが設定によっては情報がインターネット上で公開状態となり誰でもアクセスできてしまうというような問題が発生しています。

 そんな中で、大手企業ではクラウド型サービスではなく、自社で運用するオンプレミス型へ移行するケースでも出てきています。

 IDC Japanの調査結果(※3)によるとパブリッククラウドサービスからオンプレミスやプライベートクラウドに移行した実績や、2年以内の移行予定と回答した割合は8割を超えています。


※3:「国内ハイブリッドクラウドインフラストラクチャ利用動向調査結果」(2020年10月)



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図2:クラウド導入を阻む要因



3.オンプレミスチャットという選択肢

 オンプレミスチャットという選択肢オンプレミス型には様々なメリットがあります。

  1. セキュリティ管理が容易にできる
    オンプレミス型のシステムは、外部からのアクセスを遮断し、自社内のメンバーのみがアクセスできるように管理できるため、不正アクセスやウィルス感染などを防ぐことができ、情報漏えいのリスクを減らすことが可能です。

  2. 自社にあったカスタマイズが可能
    自社サーバーに設置するオンプレミス型のシステムは、機能の拡張が容易で、自社にとって最適なカスタマイズを行うことができます。

  3. オフラインでも利用が可能
    社内ネットワークを利用するオンプレミス型のシステムは、インターネットの障害などが起きた場合でも利用することが可能です。

 しかし、これらのメリットがある一方で導入に関する費用や時間、さらに運用に関する不安などのデメリットがあることも事実です。

 そこで、クラウド(SaaS)として数千社の利用実績のあるサービスをそのままオンプレミス環境に導入できる「オンプレミスパッケージ版Tocaro」という製品が登場しました。



ビジネスチャットにオンプレミスという新しい選択肢 ー Tocaro(トカロ)
図3:オンプレミスチャットの価値



4.ALL IN ONE コラボレーションツール Tocaro


 Tocaro(トカロ)は日本企業のビジネスシーンに合わせて作られたオールインワン・コラボレーションツールです。

 単なるビジネスチャット機能だけでなく、プロジェクト管理からワークフローや掲示板機能に至るまで、仕事に必要な道具をすべて兼ね備えているビジネスアプリケーションです。

 また、他製品が持つセキュリティ機能はすべて備えた高セキュリティ製品のため、あらゆる業種業界のセキュリティ水準を満たしつつも日本人が作ったUI(ユーザインタフェース)による圧倒的な使いやすさが最大の特長です。

 クラウド利用として数千社の利用実績があるサービスの全機能をそのままオンプレミス環境にて構築できるだけでなく、ハードウェアの調達から導入・運用に至るまでワンストップで社内にコミュニケーションプラットフォームを作ることができる唯一の製品です。



ビジネスチャットにオンプレミスという新しい選択肢 ー Tocaro(トカロ)
図4:情報の蓄積と再利用を可能とする「Tocaro」の主要機能



ビジネスチャットにオンプレミスという新しい選択肢 ー Tocaro(トカロ)
図5:安心安全のセキュリティ機能に加えて多面的に役立つ「Tocaro」の付加価値



5.まとめ

  • コロナの影響でリモートワークが増えたことに起因して遠隔コミュニケーションの需要が増えたことでビジネスチャットの普及率が4割を超えた
  • ビジネスチャットはほとんどがクラウドサービスとしての提供だが、事業者の問題や通信環境の問題からオンプレミス回帰が始まっている
  • Tocaroはオンプレミスとして提供できる数少ないチャットサービスであり、さらにH/Wや運用面での導入支援など唯一無二のサービス展開をしている



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