進化が止まらない「AWS」、欲しかった“あの機能”が追加されました(3)「Amazon AI」

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昨年12月に開催されたAWS(Amazon Web Services)「re:Invent 2016」。そこで発表された新機能・新サービスの中から、筆者が「これ欲しかった!」と思う3つを紹介するシリーズ第三弾。今回は、最も注目を集める分野「人工知能(AI)」。AWSが提供する「Amazon AI」を、構成する3つのサービスと共に紹介します。

<re:Invent 2016>

2016年12月にアメリカ・ラスベガスで開催されたAWS(Amazon Web Services)最大のイベント「re:Invent 2016」。数多くの発表がなされた会場には、約2万人もの出席者が集い、大変な熱気に包まれました。

参加レポートはこちら ↓
https://www.business-on-it.com/aws-reinvent-2016-report/

本サイトでは、re:Invent 2016で発表された20以上もの新機能・新サービスの中から注目すべきもの3つを取り上げてご紹介しています。第1回目はデータ分析を身近にする「Athena」を、第2回目はサーバーレス・アーキテクチャーを加速する可能性に富んだ新サービス「Step Functions」をそれぞれ取り上げました。

第1回目の「Athena」記事はこちら ↓
https://www.business-on-it.com/amazon-athena/

第2回目の「Step Functions」記事はこちら ↓
https://www.business-on-it.com/aws-step-Functions/

第3回目となる今回は、AWSが提供する「Amazon AI」をご紹介します。

<爆発的ヒットとなった商品に搭載されていたAI>

2016年、アメリカでは「Amazon Echo」という商品が爆発的ヒットを記録しました。クリスマス商戦の時期には品切れが続出したようです。
(2017年3月時点で日本語版の発売は未定)

Echoは、Bluetooth接続ができるスピーカーです。内部に「Alexa」という音声対話型インターフェースが搭載されています。2014年秋のリリース当初は、音楽やポッドキャストの再生くらいにしか使われてなかったのですが、徐々に利用可能なサービスが増えたことで、家電製品のコントロールや天候の確認、はたまたピザの注文からタクシーの配車まで、「Alexa、◯◯して」と話しかけるだけで実現できるようになったことから、新しいガジェットが好きな人々の間で大ヒットとなりました。

また、テレビに接続しオンラインサービスをテレビで楽しむことができるAmazonの自社製品「Fire TVシリーズ」にも音声でコマンドを実行できるタイプの製品があり、内部にAlexaが搭載されているとされています。

Amazonが販売している自社ハードウェア製品の中にAIが搭載され、進化と改良が続けられてきて、ついにre:Invent 2016で「Amazon AI」が発表されるに至ったわけです。

<Amazon AIとして発表された3つのサービスとは>

re:Invent 2016で発表された「Amazon AI」は3つのサービスで構成されています。

  • 「Amazon Lex」
  • 「Amazon Rekognition」
  • 「Amazon Polly」

です。順を追ってご紹介していきましょう。

1.Amazon Lex

冒頭でご紹介したAmazonの自社ハードウェアに搭載されている音声対話型インターフェース「Alexa」ですが、このAlexaもLexによって動作しています。(そういえば「Alexa」という文字の中にも、「lex」という文字が埋まっていますね。)

Lexは、Alexa同様、音声や文字を介して会話型のインターフェースを構築できるサービスです。Alexaと同じ深層学習テクノロジーを活用しているため、Amazonの自社ハードウェア(Echoシリーズ・Fire TVシリーズ)ではなくても、Alexaと同様のサービス、即ち、高度で自然な(人間に近い)会話ができるボット(「チャットボット」と言います)を開発・提供することができるようになるのです。

また、「自動スケール」でインフラストラクチャ管理の心配がなく、使用した分のみチャージされる課金体系です。一からすべての環境を整える必要がないため、スタートアップやベンチャーはもちろん、大手企業においてもその利用価値は非常に高いと言えるでしょう。

2.Amazon Rekognition

画像の分析ができるようになるサービスです。ある画像に含まれるモノ・人の顔・そのシーンを検出し、さらに顔を検索して比較することも可能になります。深層学習(ディープラーニング)テクノロジーを活用していて、解析対象の画像に対して、モノやシーンをタグ付けしていきます。

こちらも「自動スケール」なのはもちろん、分析する画像や保存するメタデータに対してのみ課金される料金体系となっています。

3.Amazon Polly

文章を音声に変換するサービスです。複数の言語と音声に対応しており、発声させたい文字をAPIに送ることで、アプリケーションで直接音声を再生したり、mp3等のオーディオファイルに保存することが可能になります。

音声に変換した文字数に対してチャージされる料金体系となっています。
(無料利用枠が設定されており、最初の音声リクエストから 12 か月間、1 か月あたり 500 万文字が含まれます。2017年3月現在)

 <Amazon AIサービスを利用して実現できそうなこと>

既に多くの企業が、Amazon Echoと自社製品を連携させる方針を発表していたりもしますが、現時点で製品を持たない組織においても、Amazon AIを利用することで新しいサービスを生み出すことができるでしょう。

例1) 音声自動翻訳サービス例1) 音声自動翻訳サービス

旅先で言葉が通じたら、もっと楽しめるのに・・・。
多くの旅行者が思っている課題も、こんなサービス(デバイス)があったら解決できます。旅行先に必須で持っていきたいモノになりますよね。

例2) 無料画像の検索サービス
例2) 無料画像の検索サービス

提案資料を作っているとき、「いい感じの画像を差し込みたい」ということがあります。そんなとき、こんなサービスがあったら「いい感じの画像」に出会えるまでの時間を短縮できそうですよね。

第1回目の「Athena」記事はこちら ↓
https://www.business-on-it.com/amazon-athena/

第2回目の「Step Functions」記事はこちら ↓
https://www.business-on-it.com/aws-step-Functions/

<まとめ>

いかがでしたでしょうか。

AI・ディープラーニング技術をクラウドベースで利用できるAmazon AIサービスは、今後、さまざまなサービスで活用されていくことでしょう。AWSの利用に関して専門家に相談したい、ということがあればSIerに問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。AWSの提案・構築実績が豊富な伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)はパートナーとして、お客様のビジネスを支えます。

 

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